お薬の話

ここでは、「お薬の話」 に関する記事を紹介しています。
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これ、なーんだ?





大きなミキサーで何かを混ぜてます。なんか工場見学みたいですね!



実はここ、僕の職場でして、これは軟膏を混ぜている真最中なのです(僕らは軟膏を「練る」と言います)。



この機械は二種類以上の大量の軟膏(キログラム単位で)を練る時に大活躍する、軟膏練り機なんですね(^^)


ちなみに今日は2kg練りました。


今日は少ない方で、場合によっては4kgくらい練ったりします。しかも1人の患者さんで。



全身熱傷やTENの方によく使われるのですが、一回の処置に500グラム程使うんだとか。まぁ、全身に塗るわけですから、成人の方ならそれ位は使いそうですね。



ということで、こんだけ作っても、わずか2、3日でなくなってしまいます。



この練る機械、とっても便利なんだけど、使用後は洗うのが大変なので、2kg位なら軟膏べらで練る時もあるんですが、今日はそんなことしてる時間なかったから使っちゃいましたw



うちは救急医療が全国でもトップクラスというかトップで、救命率が高いことで有名なのですが、こんなに大量の軟膏を練る経験ができるのも、とても貴重なことですよね。



ただ、やっぱり大変ではありますが…。


でも、患者さんのためなら、どんな苦労をしてでもやってあげたいなと思います。


それがたとえ良い方向に向かわなくてもね…。
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ちょっと重たい話になりますが・・・・。


僕が病院に勤めているのは皆さんご存知だと思います。



今日、僕が少し思い入れがある患者さんが日曜日に亡くなっていたという知らせが入りました。



その患者さんは僕が就職した時から通院されていた患者さんで、今年からお薬の説明とかで僕がずっと診てて、個人的にとても好きな方でした。

その方はおばあちゃんなのですが、「多発性骨髄腫」という病気で、薬物治療をしていても病状は決してよくはありませんでした。

昔はご本人が歩いてお薬お渡し口に来ていたのですが、ここ最近、車椅子に乗って表情も硬く、薬もかなり増えていて、病状が悪化していることはわかっていました。

前回来られたのは木曜日、カルテなんか見なくても、薬の内容から病状はなり悪化していることは容易に想像できました。死期が迫っていることも少しは感じていましたが、まだもうすこし、きっと大丈夫と思っていました。


その日も患者さんは車椅子でしたが、お薬お渡し口の近くまで来ると、自分の足でお薬お渡し口にきてくださいました。そしていつもどおり僕のお薬に対する質問に答え、いつもどおり最後に署名をしてくださいました。その顔は少し寂しそうでした。


(また2週間後に会うんだからね!)


僕はそう心の中で患者さんに告げ、お薬を渡して、お別れしました。



しかし今日のお昼、先輩から「あの患者さん日曜日に亡くなったそうだよ」


と言われました。












衝撃でした・・・







患者さんは突然病状が悪化し、救急車で自宅近くの病院に搬送されましたが、その病院で亡くなられたそうです。








病院に勤めている以上、患者さんの死はどうしても避けられません。僕もそれは良い意味で慣れています。



しかし、今回はなぜか違いました。





気づいたら、涙が出てきてしまいました。






ちゃんとお別れができる「死」って理想ですよね・・・?




でも実際はほとんどできないんですよね。



死なんて、ある程度予測はできても、やっぱり突然きてしまうんです。




なんか久々に心が締め付けられる日でした。




患者さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。


2009年11月10日  ふっきぃ

久しぶりですね。

今回は「坐薬」の話です。

皆さん、漢字読めました?

「ざやく」と読みます。

ん?それくらい知ってるって?

失礼しましたm(__)m

ちなみに基本的に「座薬」とは書きませんのでご注意下さい。

…で、皆さん、この薬の使い方知ってますか?

そりゃもちろん…

「座って飲む薬!」

「正座して飲むと効き目がアップする!」

んなわけないですよね~(笑)

坐薬はお尻に挿す薬ですよね?

そんなこと知ってるよ~、何ふざけたこと言ってんのさ~(笑)

と思ったあなた…。

笑ってもいられないんです…(・・;)

結構深刻なんです…。

実際、坐薬を座って飲む薬だと思ってる方がいるのです。高齢の方に多いのですが…。

気をつけてくださいね。

坐薬はお尻に挿す薬ですよ~。いいですね~?

ちなみに坐薬は基本的に冷蔵庫等の冷所で保存してください。坐薬は体温で溶けるようにできているので、夏場なんかは気温が高いと溶けてしまうので特に注意が必要です。
更に、いったん溶けてしまうと薬によっては成分が分解してしまうこともあるので、もし一度溶けてしまったら、使用せずに廃棄しましょう。

ただ、使用するときは少し手で温めてから使うと使いやすいです。

坐薬は嫌がる人も多いですが、使用してから効果が速くでますから、即効性が必要な時は、是非使ってみてくださいね。

20080526012220
先日、患者さんに薬のこと聞かれて何も答えられなかったダメダメ薬剤師のふっきぃです…。自分の知識の無さを痛感させられました。後に先輩に怒られたことは言うまでもありません…(-.-;)

お薬の話の第二回目。
今回は「調剤印」の話です。

写真に示したのは僕が勤めてる病院の薬剤師が全員持ってる調剤印です。
これが無いと仕事になりません。

写真には「済1」という文字が書いてありますが、本来ならそこに調剤者の名前がフルネームで入ります。
流石に僕の調剤印を載せるわけにはいかないので(名前ばれちゃうし(笑))、今回は僕が自分の調剤印を持つまでに使っていたやつを載せました。

さて、この調剤印、薬が入っている袋に必ず押してあるのですが、皆さんご存知でしょうか?
この調剤印は僕らにとってとても重たいものですし、患者さん側にとっても重要なものなのです。

皆さんが病院や診療所にかかって薬をもらう時には必ず「処方せん」というものがあるわけですが、ご存知でしょうか?
病院内や診療所内で薬をもらう方は知らないかもしれませんが、院外の薬局で薬をもらう方はご存知だと思います。薬局の受付に出す紙です。

「処方せん」についてもおもしろいことがいっぱい書いてあるのでそのうち詳しくやろうと思っていますが、とりあえず僕ら薬剤師はその「処方せん」に基づいて調剤していきます。
が、僕らは単に処方せん通りに薬を揃えているわけではありません。
必ず処方チェックをしています。
「処方内容に不思議な点はないか」、「飲み合わせは大丈夫か」等を考えながら薬を揃えていきます。
それが薬剤師本来の仕事です。

結構勘違いしてる人多いのですが、薬剤師の仕事は単に処方せんに書かれている薬を揃えることではありません。そんなの小学生でもできるんです。
薬剤師の仕事は、患者さんが安全で適切な薬物治療を受けられるようにすることです。
なので、処方せんを穴があくまでガン見します(笑)そして処方内容に疑問があれば、必ず医師に問い合わせをして確認します。
問い合わせの内容としては、例えば「用量が多すぎるのではないか」とか、「飲む時間帯がおかしいんじゃないか」とか「この薬とこの薬を一緒に飲んではいけない!」とかです。

このような疑問点や問題点を解決した後でないと僕ら薬剤師は患者さんにお薬を渡すことができません。解決しないうちに患者さんに薬を渡すと法律違反となり罰せられます。

「法律違反!?」

はい、「薬剤師法」という法律がありまして、その第二十四条に、「薬剤師は処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない」という文があります。

じゃあ処方内容に問題点があったにも関わらず、それに気付かずに調剤し、患者さんに健康被害がでた場合どうなるか?

これは薬剤師の過失として罰せられ、場合によっては免許取り消しになります。

なので薬剤師も本気です。でも、「法律にあるから…」というのは薬剤師としてというか、人間的に問題です。だって患者さんは薬剤師を信頼して薬を使用するわけですからね。医療は患者さんと医療人との信頼関係の下に行われるべきものですから、僕らもそれに応えるべく、真剣に調剤してますよ。シップ一枚にしろ、目薬一本にしろ…。

「目薬なんて…」って思う方もいるかもしれませんが、患者さんによっては目薬も危険な場合はあります。これも後々やりますね。

ということで、これらのことを踏まえると、薬の袋に押してある調剤印の重みというのが分かっていただけるのでは無いでしょうか。

この調剤印のもつ意味は、

「あなたのお薬は私が責任をもって調剤しました。なので、もしあなたがこの調剤された薬によって健康被害が生じ、その原因が処方内容にあるならば、その責任はこれらの薬を処方した医師だけでなく、それを調剤した私にもあります」

ということになります。

お分かり頂けたでしょうか?

皆さん信頼できる医師と薬剤師を見つけて下さい。そして薬について少しでも不安な点があれば調剤印にある薬剤師に納得いくまでトコトン聞いてくださいね。
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北海道在住のふっきぃがパークネタやディズニーネタに困った時にやる企画、『お薬の話』。

嘘です(笑)ちゃんと目的持ってやってます。
お薬について皆さんにしっかり理解して欲しいと思ってやっていきますのでよろしくお願い致しますm(__)m。

さて第一回目はユニホーム(制服)の話です。

写真はまさしく僕が仕事をしている時に着ているユニホーム姿なのですが、恥ずかしいので、ミッキーに手伝ってもらって顔を隠してもらいました(笑)

このユニホームは「ケーシー型白衣」と呼ばれるもので、病院のドクターも結構着ています。皆さんは歯医者さんに行った時に歯科医が着ているところをよく見かけるのではないでしょうか?

あともう一つ、皆さんがよく知っている白衣といえば、白い巨塔で財前教授とかが着ていたあの裾の長~い白衣だと思います。あれはカッコイイのですが、患者さんに対して威圧感を与えてしまうということもあり、臨床では最近はあまり使われていないということを耳にしたことがあります。…が、それが本当かどうかは微妙です。ただ小児を診察するときは子供を怖がらせないために白衣を脱ぐドクターは結構いるようです。

話をケーシーに戻します。

この「ケーシー」、名前の由来は『ベン・ケーシー』というアメリカドラマでベン・ケーシーという外科医が着ていた白衣からきているそうです。でもこのケーシー、中世の時代から理容師さんが着ていたようで、そこがはじまりなんだとか…。
そういわれれば床屋さんはこれを着てるかもしれません。

ケーシーは、普通の白衣に比べたらとても動きやすいです。歩きやすいし半袖なので袖に何かがひっかかるという心配もなく、作業しやすいことから、外科医や歯科医の先生に好まれるようです。内科医の先生は普通の白衣を好むようですよ。あまり大きな動作をしないからですかね?

最近の病院に勤める薬剤師もケーシーを着ることが多いです。
薬剤師側からみても調剤するにあたってケーシーは動きやすく、袖を気にしなくて良いので、液体の薬品を引っ掛けて零すなどの心配をしなくてもよく、良いです。ただ、抗がん剤などの粉砕、調整をするときは曝露防止のために袖や裾が長い白衣を着て作業します。

今日はこんな所で。
医師や薬剤師が着ている白衣にもいろんな種類があって、それぞれの目的によって使い分けてることを分かっていただけたでしょうか?
じゃあ最後に皆さんが行かれる病院を考えてみましょう。
ケーシー率が高いですか?それとも白衣率が高いですか?

看護師さんや歯科衛生士さんのワンピース白衣に釘付けですか?(笑)

次回のお薬の話では、みなさんが薬を貰った時に薬の入っている袋、「薬袋(やくたい)」やその薬袋に押してある「調剤印」についてお話したいと思います。

では!!
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